出発の朝、予定よりもはやく目覚める
こういう移動の日はどうもうまく眠れない
この日は街の霧がとても濃かった、部屋から見下ろせる駅も見えない程に
準備を過ごし味噌汁を食い出発し10時発の列車に乗りまずはウジツェへ
途中から宿から貰ってきた氷の華を読みはじめる
途中長い停車があったりし予定よりも遅れ列車はウジツェへ到着する
同室だった親切なお姉さんのおかげで降り遅れる事なく無事に下車
駅の隣にあるバスターミナルに向かう途中タクシー運転手の勧誘にあう
彼曰くクストリッツァ村のあるモクラ・ゴラ行きのバスは無いと言う
30ユーロを20ユーロまで下げてきたが念の為ターミナルで確認するとバスはあった
30分後だったがそれくらい何の問題もないので二人で6ユーロちょいのチケット購入
ターミナル内に入りセルビア語がわからない為バスを全部確認して出発便を見つける
荷物代を払い小型の乗り合いタクシーのようなバンに乗り込みモクラ・ゴラへ出発
1時間くらいのはずが40分ちょいで到着する
下車したのは標識も椅子も何もないバス停とは名ばかりのただの道
クストリッツァ村のあるメチャブニクの丘までは200mの標識
一緒に下車したファンシーでメルヘンなおばちゃんと共に登っていく
荷があるのでなかなかきつい坂だったが登りきりクストリッツァ村に到着
アンダーグラウンド/黒猫白猫/ライフ•イズ•ミラクル等の世界的監督エミール•クストリッツァ
彼が作ったクストリッツァ村、村自体がひとつの作品のような世界観で楽しみにしていた
レセプションでチェックインを済ましまずは部屋に行く
木造のバンガローのような古いセルビア家屋の二階にある部屋
内部はプラズマテレビに冷蔵庫にバスタブ完備と完璧、しかもサブベッドまである
荷を置き早速村の散策をはじめる、写真では見ていたが想像以上に独特で魅力的な村
村の中央に佇むジョニー•デップの像がなんだか不気味w
カフェのある施設の奥にはプールあり体育館ありジムありレストランあり何でも揃ってる
そして子猫や子犬が沢山いる、まさにクストリッツァの世界観そのものだ
とりあえず部屋で水着に着替えまずはプールへ
部屋の鍵を渡しロッカーの鍵を貰う
ロッカーの中にはバスローブとタオルも完備
プールサイドにはサウナもあったりで泳いだりサウナに入り満喫
途中まで読み進めてた氷の華をサウナ内でも読み進める
そんな感じで久々のサウナを満喫しすぎ軽い脱水症状状態でレストランへ
ビュッフェ形式の晩餐は肉だらけでどれも美味しい
さすが世界的監督の村だと関心していたら中央の席でディナーの準備が
誰かVIPでも来るのか?まさかクストリッツァ本人?とか思っていたら本人登場
見ていたら挨拶してくれるくらいの愛想のよさ、想像と違うw
過去に彼が在籍するエミール•クストリッツァ&ノースモーキングオーケストラのライブが東京であった
その時のライブはこれまでの人生のベストに入るくらい素晴らしいライブだった
しかもその後ライブ後の彼らと遭遇した事があったので二回目の遭遇
お客さんがきていたようで周りを案内した後、彼はディナーをはじめた
近くにいるってだけで気になって仕方がないw
食後まだいた彼に会釈をして部屋に戻り氷の華を読破
ミステリーを読んだのは久々だったが1日で読破する程なかなか楽しめた
その頃には既に深夜2時をまわっていたのでそのまま就寝
ベッドの寝心地が良過ぎてこれまでの疲れが全てとれるくらいの安眠の後10時頃起床
起きると辺りは霧だらけ、山という事もあるが基本的にセルビアは濃いようだ
とりあえず朝食を食べにレストランに出向くとまたクストリッツァがいる
朝食も肉を基調とした物、やはり内陸国の山の中だし肉ばかりは仕方ないのか(嬉しいけど)
朝食後クストリッツァ村内を散策してるとまたクストリッツァに遭遇
お客さんを送っていってるようだったがまた挨拶してくれた
話せなかったのは残念だったが仕方ないな
そうして映画館に出向くも小さな映画館が満席!!仕方ないので一旦部屋に戻る
少し経ちまた映画館に出向くもまだ続いていたがちょうど終わったのでそのまま入れ替えで居座る
次の作品も同じ作品だったようで鑑賞、環境破壊系のドキュメンタリーだった
こういう内容なら言葉は関係なくビジュアルで伝わってくる
終わった後も次の作品を見ようとしたが同じ作品だったようなので出る
ちょうど昼頃だったのでネットをしに出かけたりして部屋に戻り軽く休む
のんびり時間が流れているので無理に何かをしなくていいのが良い
その後はジムに行ってまたプールに出向きサウナも含め楽しみ
25m息継ぎなしでまだまだ泳げる事がわかったのが嬉しかった
そしてレストランで晩御飯、前日と違うメニューだったがまた美味しい
食べてるとキッチンからまたもやクストリッツァ!!フルーツを持ってそのまま彼は出ていった
食後は部屋で休んだ後カフェにネットを使いに出向くもまたもやクストリッツァ
今度は知り合いと飲んでる様子だった、忙しいですなあ
そうして動画を溜めたりして部屋に戻りとりあえず就寝
翌朝も素晴らしいベッドのおかげで調子よく目覚める
そのまま朝食を食べ途中で止まっていたアンダーグラウンドの続きを鑑賞
休みつつ長い作品を見ているとチェックアウト時間を過ぎてるとホテルマンが来る
前日に14時チェックアウトと聞いていたんだが12時だったようで急いで支度
無事にチェックアウトを済ましサラエヴォ行きのバスを聞くも一日一本しかないと
しかもそのバスは12時にもう行ってしまったと…
仕方ないので色々調べてもらうもそれしか手段はなかったようで困る
とりあえずクストリッツァ村を出て坂の下にある安宿へ
しかしシーズンオフからか閉まっていた
近くの飲み屋?の二階に泊まれるかもって事で部屋を見学する
暖房なしだが諸々の設備はあり値段もクストリッツァ村よりはだいぶ安い
泊まる事を決めてとりあえず安堵
食べ物がないのでマーケットを聞き1kmの道のりをモクラ•ゴラの中心部まで歩く
途中で鉄道に遭遇しその先にライフ•イズ•ミラクルのルカの家があるのはわかっていた
然しこの寒さで1時間を超える軽い登山をするのは疲れるので断念
宿も含め村では各家の脇に薪が積んである
薪割りしてる人も多く見かけなんだか新鮮
道を進み商店を見つけ軽食や飲料を購入し宿へ戻る
そしてサングリアを飲みながらblog更新をしている今です
もう一段落したらネット使うためにクストリッツァ村まで200mを登っていくか
でも寒いし暗いし憂鬱だなあという心境です
明日こそサラエヴォに行けるか?行ける事を願いましょう
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