2011年11月13日日曜日

サラエヴォにて難民危機


モクラゴラ最終夜、書き溜めたblogを書き写真を選別し極寒の中疲れて眠る
暖房器具な何もない部屋の中、暖炉の煙突から漏れる温もりだけが安らぎだった
毛布を何枚も重ね防寒着全部着用でただただ眠る
翌朝は余裕を持って目覚め前夜買った冷凍ピザを食べるも色が怪しい
入れ物からして年季が入っていたが賞味期限を信じて食べる
かぼちゃポタージュも作るもお湯がちゃんと出来てなく冷製に
そして移動には不向きなコーラを無理矢理飲み込む

そうこうしてゆっくり準備をしてチェックアウト
宿というかbarの上にある貸部屋のような所だったので釣りがなくトラブル
しかし宿主人の友人の助けにより問題解決で道路に出てバスを待つ
到着時に降車した場所だったが看板も何もないただの路上でやや不安に思う
宿主人曰くそこで待っとけば大丈夫という事だったので信じて待つ
途中クストリッツァ村に行ってたセルビア北の国境近くからきた修学旅行っぽい少年少女に話しかけられる
アジアからの来訪者が珍しいようで興味津々の彼らと話しているとバスが到着する
到着時間の12時より5分はやめだったが確認するとサラエヴォ行きとの事で乗車
手持ちのセルビアディナールが少なかったのでチェックアウト時の釣り銭があってよかった

乗車してからモクラ•ゴラ中心部の村を過ぎてすぐに国境へ
難なくボスニア•ヘルツェゴヴィナ入国を果たし少ししてから休憩に
その後は数々の山間部の町を通りバスは進んで行く
景色は紅葉地帯から崖地帯になりエメラルド色の湖や川そして荒野へと移り変わる
サラエヴォに近づくにつれ馬や牛や羊を飼っているところが多くなってくる
最初はすかすかだった車内も町々で補充を繰り返し満席に
そしてこれまでの町にくらべて大規模な盆地が見えてくる
乗車して4時間でやっとサラエヴォに到着する

到着したのは町外れにあるターミナル、次のドブログニク行きは当然のごとく出ていない
不親切なインフォメーションだったがイングランドから来てる旅人が情報を聞き出してくれてセントラルまで行かなきゃいけないと
その彼に着いて行き200m先のバス停まで辿りつき売店でチケットを買うも金が足りない
(まだ換金はしていなかったがベオグラードで知り合ったおっさんの余った小銭を若干貰っていた)
仕方ないので来た道を戻り警察に聞いてショッピングセンターでATM発見
日が暮れてきたのでやや焦りながら急いでバス停に戻る

チケットは無事に買えるも今度はどのバスに乗ればいいのかわからない
近くにいる人にセントラルバスステーションを聞くも英語がわかる人が皆無で困るもなんとか情報を聞き出す
来たトロリーバスに確認しながら乗車するも暫く走りロータリーでバスは停車
乗客は皆降りたので降り運転手に確認し反対側に来た別のバスに乗り込む
運転手は2つ先っぽい事を言っていたはずだがどうみても違う感じ
そのまま乗りバスは坂道を下りやっとちゃんとした平地に到達する
しかしまたロータリーで停車、運転手に確認してもよくわからない
近くにあった大型施設に行くもただのショッピングセンター
だが警察がいたので案内してもらいトラムの停留所に辿り着く
1番に乗れと言う事だったがいつまで経っても1番は来ず来るのは3番ばかり
警察に書いてもらった停車場所のメモを見せると行くとの事で結局3番に乗車する

運転手に確認して無事目的の停留所で降ろしてもらうも5駅のはずが8駅くらい
どうも警察なのに当てにならないなと思いつつ光のある方へ
しかし駅と思っていたのはまたしても大型のショッピングセンター
インフォメーションで確認し駅は裏手との事で暗がりの中を進んで行く
途中でベオグラードで最高のステーキを提供してくれたTOROを発見するもそんな余裕はない
移動ばかりで疲れが出てきた中やっと駅を発見するもバスではなく電車の駅
電車でも行ければと思ったが出ていないようで隣にバスターミナルある事を教えてもらう
間違えて郵便局に迷い込んだりしつつもやっとの事でバスターミナルに到着
チケットカウンターも開いていたが便は午前中の2便しかないようで断念

とりあえず翌日乗る事にしこの日の宿を探す事に
駅の近くでHOTELの看板を見つけ行くも明かりは点いてるのに誰も出てこない
ベルを鳴らしても電話をしても応答はなく近くを探しまくるもHOTELはROYALのみ
困っていたところ同じように宿泊難民の旅行者のおばさんがやってくる
おばさんも色々と試行錯誤するが結局HOTELは応答なし
おばさんが持ってた外国版地球の歩き方で調べ旧市街に宿は密集してるとの情報を得る
スペインから来たこのおばさんと行動を共にし向かいだすと途中で警察発見
警察が教えてくれたすぐ近くのHOTELに行くも行けども行けども入口が見つからない
結局ただのマンションだったようで本当に警察はあてにならないと怒りが湧いてくる

結局当初の通り旧市街に向かう事にするもまたまた歩きまわったせいでいよいよ体が悲鳴をあげてくる
正直休みたくて仕方なかったがコロコロだけのおばさんはおかまいなしに進みまくる
旧市街までは距離があるのでトラムに乗らなければ行けないのでアメリカ大使館の警備員に聞き駅へ
1番に乗れば行けるとの事で待つがまたしても一向に来ない、本当にあるのか?
途中おばさんが地元の女の子に確認するもやはり1番に乗らなきゃいけないとの事
待ってる間におばさんが歩き方で安ホステルを調べてくれたりする
そうこうしていると隣に座ってた地元の女の子が我がトートバックに手をつっこんでる事が判明
油断も隙もあったもんじゃない!!幸いに被害はなかったが疲れもあり警戒心が揺らいでいたので気を引き締める

暫く時間が過ぎ諦めかけた頃にやっと1番到着で乗車し旧市街へ
着いて良宿に泊まるおばさんとは別れ近くのホステルへ
値段はおばさんオススメのとこより半額近く安いが旧市街はホステルが多いため思案
しかしそこは旧市街の複数のホステルの総合レセプションだった事もあり結局そこで決める
レセプションから少し歩きトラム線路沿いの宿に入りやっと一息
小さなその宿は10人部屋だったが広さもそれなりにあり昔ながらの安宿といった感じ
疲れていたが時間も遅くなってきていたのですぐに出る

とりあえずATMで金を卸し適当に入ったSPORTSというスポーツ要素は別にない店で晩餐
中東系の肉を喰らいとりあえず腹を満たす事に成功する
トルコに支配されてた事もあるこの国はモスクが至る所にあり食事も中東系の物が多いようだ
そうして宿に戻るも相方が今朝の怪しいピザにあたったようで食あたりに
この日は翌日が移動という事で宿でゆっくりしたが相方は一晩中嘔吐を繰り返したようだ



そんな様子だったので翌朝の移動はやめ一日延泊する事に
とりあえず朝起きて一人で宿から離れた朝食用のレストランへ
場所がよくわからず右往左往するも同室だったモーゼ似の旅人に教えてもらう
食事は固いパン2個とチャイとソーセージ2個の質素な物、ネットが出来たので軽く情報収集
食後に延泊の手続きを済まし部屋でゆっくり疲れをとる
なんとなく映画のX-ファイルを鑑賞、UFOネタ全然なくて期待はずれ
その後は古畑任三郎を一本見てから散歩に出発し旧市街を軽く廻った後、丘に登り街を見渡す
日曜という事もあり墓地に出向く人が多い様子でこの街の悲しい歴史を思い出し色々と考える

下ってからはまた旧市街を歩きまわりそのまま中央部までひたすら歩く
マックがあったのにはちょっと驚く、あと隣国のベオグラードと違い物乞いの人が多い
途中子供につきまとわれたり前夜の泥棒未遂の事もありまだまだ安定していないのかと
そうして水分とヨーグルトを買い宿で安静中の相方へお届けする
同室の人間は殆どはこの朝出ていったが日本人が増えなんだか日本人宿っぽい雰囲気に
一人の男性は我ら二人分以上の荷物を持っててで見るだけで体が軋んできそう
晩御飯がてらネットできるレストランを探すパブ風の店に
ネットは不備で使えず食事だけになるもビールとチキンチーズペンネを食す
量が多く苦しみつつ暇だったのでPCでK-20関連の動画を鑑賞する
値段を間違えていたので少し納得いかない部分もあったがヨーロッパ諸国の半額くらいで安い

食後は宿に戻りビールを買いに出るも残硬貨が明日のトラム代としてちょうどよかったので節約
それにしてもビールが大五郎の大きいやつくらいで170円くらいでめちゃくちゃ安かった(まあ移動日前日だし一人でそんなに飲んでもねえ…)
特にする事もなかったので見よう見ようと思いつつもなかなか見れなかったベンジャミン•バトンの数奇な人生鑑賞
少し前にはまってた妄想と似てて面白かったのです、若返るってのも大変ですね
そうして時間は0時をまわりこうして書き記したので眠ります
明日こそドブログニクに行けるかなー?

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