2011年7月15日金曜日

万里

何故か4時に目が覚めた
ぼられた事に再度むかむかしながらも二度寝

突如5時に部屋の電話が鳴った
飛びおき出るも中国語
英語でかけなおしてもらうと万里の長城ツアーの迎えがきてると

時間は6時からのはずだがきてるものは仕方がない
大急ぎで支度しロビーへ降り車へ乗り込む


車は少し走りバスの前で停車
そうか、ここからはバスで移動か
中国語しか出来ないとこで依頼したため内容を把握していなかった
しかし運転手とガイドのおばちゃんが揉めている?
英語が出来る人間が誰もいないようだ


バスに乗り込みとりあえず様子を見る
事情はすぐに理解出来た
どうやら中国人のみのツアーに紛れ込んだようだ
しかしもう金は支払い済み

バスは6時に出発しガイドのうるさい中国語を掻き消すために大音量でipodを聞き深夜特急を読んでいると1時間程で山中へ
ここから万里までどれくらいだろうと思っているともう見えてきた
ち、近い…


おばちゃんが探してきた英語が出来る少年から9時にバスに戻ってくるようにと説明を受ける
ツアー客で列を作り万里の長城に入場
中は既に観光客(中国人ばかり)でいっぱい

とりあえず登りだすも早朝に叩き起こされた事と空腹でふらふら
石段は異常なほど急で段差も大きい
888mまで登り下りだすも下りも下りで一苦労
山に沿って作られてるので登山しているようなもの
月並みだがよくこんな物を作ったなと

早めに降りて無事にバスまで辿りつき出発
しかし万里の長城ツアーのはずが早速メインイベントを終え何をするのか…


うたた寝していると1時間もしないうちに次のスポットへ
中国語の説明の為理解出来なかったが世界遺産エリアにいる模様
何故かそこで石の説明&即売会
興味もてずに先に外へ

空腹をとうもろこしで満たそうとするも味気ない
トイレに行くと大は和式で小さな側面の壁があるだけで扉はなし
皆こちらを向きふんばっている
カルチャーショックと共にインドならこれがデフォかと


戻り同乗ツアーの人間を探すと二階のレストランに向かっている
食事つきという事で喜ぶも大部屋に無理矢理詰め込まれ衛生面が怪しい食器に箸
飯はどんどん出てくるもサイコロ角煮と飯と麻婆豆腐以外は危険な味
肉まんがあったので食べるも中身がなし!
しかし大人数で卓を囲むという中国的シチュエーションがちょっと嬉しい

持ってた水で食器を濯ぎ食べ始める
あっという間にテーブルクロスがめちゃくちゃに
中国には食事のマナーはないようだ
郷に従い次第に自分も荒れた食べ方に

最後にスープを飲もうとするも同乗ツアーのお母さんに止められる
中国人も気にするほど怪しい衛生面のようだ


その後移動したのは大土産物産展的なモール
とりあえず広い、そして中に溢れる人、人、人
中国のツアーにこういうのは付き物のようだ
流し見して外に出て皆を待つ

ふと建物の屋根付近で蜘蛛の巣に引っかかった蜻蛉を発見
まだ生きてたのでなんとか助けたいと試行錯誤するもなかなか切れない糸
木片を見つけそれで切るも粘着が強く蜻蛉の羽に絡まりつく
どうしようもないレベルになり諦める
何もしない方がよかったんじゃないかと後悔

そうこうとしている間に時は過ぎバスはまた動き出す
時間は既に正午を過ぎ次に向かったのは民族博物館
中国語の説明は全くわからず蝋人形を流し見して終わる



さすがに眠くなっていて寝てるとバスがどこかで止まった
起きると謎のバラックの前
中に入ると中は宝石?鉱石?を扱う外観とは似て非なる綺麗さ

ツアー客全員で個室に通され青年中国人が何か話していたが意味がわからない
すると異常にハイテンションな男が登場
言葉巧みに場を盛り上げる
何を言ってるかわからないが凄く胡散臭い
長々と話を聞いていたがさすがに堪えてきて読書

やっと終わったかと思うと別室で今度は即売会
さすがに呆れ外へ出る
暫くすると幾人かこちらに流れてきた
皆うんざりした表情や苦笑い
言葉はわからずとも感情の共有を感じた

結構な時間が過ぎ皆やっと出てくる
時間的にももう最後だろう
中国ラストなので外の風景を目に焼き付けてる


バスは鳥の巣等の北京オリンピック施設辺りで停車
何かを言ってるがわからない
8割の客が降りるも中に残っている人がいたので残ってみる


バスは暫く走ると地下鉄駅前で停車した
チケットブッキングの時に送迎の質問をすると迎部分に丸をされた意味がやっとわかる
軽食をとり宿へなんとか舞い戻ると同室のアターエフが中国女を連れ込んでいる
売春の気配がぷんぷん…ドミなのに…
空いてるベッドを使ってイチャイチャしていたので宿泊説も考える


休みたかったが機が削がれたので荷造り
アターエフと娼婦はどこかへ出ていった
シャワーを浴びネットで調べものをして部屋に戻るとまた戻ってきていた
廊下まで聞こえる大音量でTVを楽しむ娼婦に少しいらつく
PCを部屋に置きマッサージへ


前日見つけてたおばちゃんのとこで交渉しボディマッサージを体感
中国式はツボをぐりぐりするのでだいぶ痛い
我慢しながらも店の子猫に癒され終われば体はすっきり


桃とバナナを買いジャージャー麺的なものとビールを摂取
前日の経験から買い物や食事のこつがつかめてきた


部屋に戻ると娼婦は寝、アターエフはだらだらTV見てる
このまま朝までいて我々のチェックアウト後シーツ交換でどたばたしないかなどと思ってたらその時ははやくきた

部屋に戻り5分もしないうちに部屋の扉があいた
空いてるベッドへ入る人間がきたのである
飛び起きるアターエフ
いつも無口な彼がてんぱってるw
女を外に出し何かと言い訳をしている模様www


新しく来たのはニュージーランドからきたナイスガイだった
日本にも何度もきてるようでフレンドリー
もっとはやく会いたかった!
アターエフはシーツを取り替えてもら平謝り
口数が多く焦り具合が伺えるw


ここからが楽しい夜になりそうな気もするも明日は早朝からシベリア鉄道乗車なのでそろそろ休みまふ

追伸:アターエフはグルジア人の外見だった為ロシア圏出身と思っていたがハワイ出身だった
アターエフではなくむしろ太陽ケアだった

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