2011年8月3日水曜日

雨が寒いよモスクワ


長らく滞在した宿に別れを告げ宿の親父さんに駅まで送ってもらいシベリア鉄道に乗り込んだのは5日前
揺られ揺られロシアはモスクワまで到着しますた


今回の列車旅、同乗者はインド出身NYにて銀行勤務してたベティアと見た目と傲慢さと愛嬌のよさがまさに朝青龍的なモンゴル人男性
この朝青龍がくせ者で売るのであろう服を大量に持ち込んで駅に止まるごとに商売商売
売るためなら何でもする商売っ気がある意味愛らしくもあった



そんな商売人達がロシア行きのシベ鉄の殆どを占めていた
通路にはマネキンがあったり駅に着く前は急に慌ただしくなる
添乗員?的な鉄道職員のおばちゃんも売りまくる
どっちが本業かわからないくらいに…
ポットから服から毛布から売りまくる
そんな喧噪も個室内にはほぼ及ばず同席した二人は二日目には降りたため部屋は悠々自適だったが


ウランバートルを出て暫くするとゴビへの旅路で何度も見た荒れ地の風景になってくる
そして少しづつ草が多い茂るようになる頃に国境へ到着した
前回の中国-モンゴル間の国境と違い車両内での待機となったのだが
然し部屋から出れず遅い時間だが寝る事も出来ないのが辛かった
周りにはロシアの屈強な軍人さん with 麻薬犬
妙に時間が長く感じられ全てが終わりパスポートが返ってきてからは即寝だった
夜間寒さから何度も目覚めロシアへ入った事を感じた



朝起きると既にモンゴルの景色はなく森ばかりの風景
木こりでもいそうな森ばかり(木が細いのが特徴)
時おり通る村もビルなどなく絵に描いたような三角屋根のお家ばかり
そんな景色の中にバイカル湖などもあったけど雨模様で残念な事この上なし
そしてそんな風景も特に代わり映えもしないため飽きてくる
白洲次郎の本を読み合えた後は最終的に暇を持て余すため筋トレを始める事に…


電車が駅に着くと常に現地の人々(老若男女)が集まっていた
前述した商人達を待っているのだ、20分だけの即席フリマ
毎駅こんな風景を目にした、これが国際列車というものか…


3日目に最後尾に食堂車がある事を発見
US$が使えたため久々にカップ麺以外の食事&酒を味わう
店員のおばちゃんもいい人で酔っぱらい親父と絡んだりしつつ至福の時
然し話の中でモスクワ着が翌日ではなく翌々日と発覚し狼狽(食料危機)
まあ電車乗ってるだけで特に何もしてないわけで食料は十分足りたんだが


そんな感じでなかなかだらけた5日間はあっという間に過ぎモスクワ着
またここでも問題がメモしといた駅の乗り換え表はツーリストインフォメーションまでのものだった
列車内で映画を見たため既に予備電池だったパソコンから何とか宿の住所を探し出す
そして駅員に聞きまくりなんとか駅を調べだしてもらう
無事に着くも今度は宿が見つからない
雨は酷くなる一方、またもや人に聞きまくる
こういう時は女性が優しい、若いとなお良し
やっとの事で住所の地までは辿りつくも先がわからず


とりあえず荷をとりに行き戻ってくるとバイカーのおっちゃん達がたむろってる
確認するとやはりその場所でおっちゃん達も着いたとこだったようだ
カスタムした革ジャンにエンジニアブーツ、インディアンヘアーと大型バイク
イングランドからヨーロッパを廻ってきたBlankey Jet Cityの歌に出てくるようなイカしたおっちゃん4人組(平均70歳くらい?じいちゃんともいえる)
このおっちゃん達のおかげで無事に宿へチェックイン


なかなか雰囲気のいい宿で旅に出て初のバスタブの存在に軽く感動し休んだ後、疲れた自分へのご褒美に寿司を喰いに
旅に出てまだ一ヶ月以内だが恋しすぎる日本食
アサヒスーパードライが体に染み渡りサーモンは美味いし日本酒にくらくら
そんな感じで宿にて広大さんのそっくりさん(かなりのレベル)に驚き久々の熱いシャワーを浴びまったりしております

明日からはモスクワ市内をぐーるぐる
4日間の滞在だが楽しむまする

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