2011年10月26日水曜日

栗鼠梵にて


セビリアからリスボン行きのバスに乗り眠っていると気がつけばポルトガルに入っていた
スペインの田舎は砂漠の入り口のような荒れ地にオリーブの木が並んでいた
ポルトガルは計画的なスペインの栽培に比べ自然に生い茂っているような感じ
そんな風景を見つつまた眠っていると次は寂しい風景の街にきていた
どんより曇った空のせいかもしれないが人が少なく落書きに廃屋に丘の上の寂しい灯台
そんな景色がなんだかとても寂しく感じた、然し駅前は露店もあったりして空港も近くにあるようで車内の五分の一の人数はそこで降りていった
そうこうしてパーキングでの異様に長い休憩を走り夜となりバスはリスボアことリスボンに到着する
郊外から都心部に向かって行くと丘の上にエヴァンゲリオンぐらいありそうな大きなキリストの像が見えた
ライトアップされたその姿は神々しいわけもなく一歩間違えればただのホラーでしかなかった…
こうして予定時間をやや過ぎてバスは到着し街の北西にあるターミナルからメトロに乗り宿の最寄り駅へ
一番かっこいいエリアにあるという説明があったが駅前にDISELもありなかなか栄えていそうだ
こうして暗がりの中、細道や坂を下り無事となるoasis backpackersにチェックイン
安堵していると暫くして外は風が強くなり嵐になっていった、荒れる前に到着出来てよかったと心から思った
ウェルカムドリンクのビールを飲み調べものなどをして眠ったのである


前夜の嵐は夜の間に過ぎ去り晴れ渡っていた、そんな朝の光が部屋の窓から射込みさわやかに目覚める
起床し朝食を喰らいさっそく街に繰り出してみる、とりあえずトラム沿いに歩く
途中の郵便局で一日乗車券を購入し今度は28番トラムでいったりきたり
大聖堂や国会議事堂を通り急カーブを下りとラムは丘を降りて行く、そして川の方へ
その後はまたトラムは丘を登りだす、いい展望スペースを見つけたので途中下車
そのまま乗っているとどんどんとリスボンの深みへ突き進んで行く
そのまま終点まで行き着き近辺を散策するも雑多でやや物騒そうな感じ
あまり収穫もなかったのでトラムの別路線に乗り舞い戻りカテドラルへ行ってみる
それから食材を買い込み宿に一時戻る、それにしても食材が安い、安過ぎる基本日本の半額
最近の贅沢体質を脱するためには自炊が一番なので助かる、スーパーも肉屋も安くビールも1ユーロで大瓶
そうして宿で少し休み今度は最寄り駅のちょい先にあるロシオ広場&展望エレベーターへ
その後は地下鉄で隣駅まで行きケーブルカーで戻ってくる一日乗車券満喫プランw
気がつけば辺りは暗くなっていたので宿へ帰り親子丼を食べて夜は時効警察を見る(あと一話で最終回)
その後もキラキラポッドキャスト聞いたりしてて夜更かし


気がつけばリスボンも最終日、だったのだが諸事情により1日延泊する事に
その代わりリスボンのみのポルトガル滞在になるも計算した欧州での出費の多さと日数的に仕方なし
国境の街やポルト行きもあったのだが交通の便の悪さが一番の問題だった
そうしてこの日はまずは朝食後に手紙を書いてみる
そして郵便局で投函しその後は地下鉄でバスターミナルへ
マドリッド行きの便を探すも一便しかないようでネットで調べた情報と違う(あとでターミナル違いと判明)
都心部に戻りつつも間違えて乗車し反対側の終点へ
折り返して最寄り駅に着きトラムに乗り換えモード博物館へ
この博物館が今まで見たものでもトップに入るくらい面白かった
20-21世紀のファッションやインテリアやアクセサリーが沢山ありそれぞれが面白い
最上階ではエクセビジョンもあってたりして久々の脳髄から刺激されたし色々とこれまでとこれからを考えさせられた
こんなに面白くて無料なのでリスボンを訪れたら是非とも行くべきだと思うのです
そうして有意義な時間を過ごした後、泥棒市に行こうとするも距離と時間で断念
雨気味だったので博物館に戻ったりしながら食材買い宿に戻る
そして今後のプランを練り直しウィーンはプラハに行く為に中国渡航以来の飛行機に乗る事に
そうして宿をまた一泊延泊するも機械ミスやら何やらで金問題発生(後に解決)
晩餐を済ましてからは溜まりにたまったイタリアからのBLOGを更新しまくり目と頭と腰に痛みを感じつつ深夜に終了


そうして迎えた今日この日
外は雨でどう過ごそうかと考え中
昨日モード博物館での衝動について向き合うか
そんなリスボン漬けなポルトガ記でした

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